起業・経営ノウハウ

「DOON!と心動く起業を考えよう」イベントレポート

2022.03.30

 

2022年3月18日、KSAC(京阪神スタートアップ アカデミア・コアリション)は起業情報ポータルサイト『DOON!起業』リリースを記念して、関西圏の学生対象イベント『DOON!と心動く起業を考えよう』を京都信用金庫 QUESTIONで開催しました。

 

起業の落とし穴とコツを語るトークセッションや、投資家・経営者による逆ピッチなど、魅力的なコンテンツが満載だった今回のイベント。そんなイベント当日の様子を少しだけお届けします!

 

「DOON!起業」とは?

DOON!起業は、KSAC(京阪神スタートアップ アカデミア・コアリション)が 関西圏で起業を考える大学生をサポートするべく設立したポータルサイトです。 ちょっとした起業のノウハウから、相談できる専門家までご紹介。顧客の心はもちろん、あなたの心が動く。 そんな事業づくりに役立つ情報をお届けします。

 

〜20代で起業ってどんなもん?何に気をつけたらいいの?〜「先輩起業家とサポートのプロが語る落とし穴とコツ」

 

最初のトークセッションでは、学生起業を経験した方々や起業支援の専門家に、学生起業で気をつけた方が良いことなどをお話していただきました。

 

【登壇者プロフィール】

・ 田中 あゆ美

司法書士行政書士あゆみ総合法務事務所 代表

・とぅるもち

ラブライフカウンセラー 株式会社Unwind 代表取締役

・山田 将大

AIxスポーツ 株式会社TAFDATA 代表取締役

・山田 瑠人

Z世代向けコーチング hal株式会社 代表取締役

 

「学生から起業する上での苦労は?」というテーマについて、とぅるもちさんは起業を1人で進めていくことに不安があったと語ります。起業家育成プログラムに参加して、起業のノウハウを得ただけでなく、同年代の起業家と繋がりができたことで乗り越えられたそうです。

また、田中さんは学生起業のアドバイザーをされている視点から、トラブルや留意すべき点についてお話されました。

 

「起業したきっかけや、起業に踏み出せた理由は?」というテーマについて、山田(将)さんは、「失敗を最初に定義することが重要で、その失敗さえ避けれていれば大丈夫だと考えられるようになった」と述べます。山田さんご自身の経験を分析して起業に踏み出したとのことです。

山田(瑠)さんは、「自分は多くの人ができる当たり前のことをできなかった経験から、自分の道は自分で作るしかないという認識があったため起業という選択肢を選んだ」と言います。自分に素直な生き方を選んだ結果が起業だったというお話が印象的でした。

  

「これから起業する人へのアドバイスは?」というテーマでは、山田(将)さんととぅるもちさんは共通して、「必ずしも誰かと起業する必要はない」と回答。

山田(将)さんは「共同で創業する仲間もとても大切だけど、しっかりと創業者間契約を結ぶべき」と話し、それに対して田中さんも、投資契約書やファイナンスに関する知識などをある程度学んでから事業を進めていくことをおすすめしています。

また、とぅるもちさんは「自分の中で描いている将来像をきちんと共有することで投資家とより良い関係性が築くことができる」と、ご自身の経験を元にアドバイス。

山田(瑠)さんは「執着する課題があるかどうか」「自分以外の他の人が誰もいなくなったとしても立ち戻りたい課題なのか」が大事だと語り、起業の根本を問うようなアドバイスとなりました。

 

〜評価されるために来てへん、手伝ってもらうために来るねん〜「学生起業家ピッチx投資家/経営者によるサポート&アドバイス」

 

2つ目のコンテンツは、学生起業家によるピッチ。学生起業家のビジネスを推進させるため、投資家や経営者の皆さまから具体的なアドバイスを頂きました。(本記事ではピッチ内容のみ掲載)

 

【登壇者プロフィール】

・松本 直人

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役社長

・田村 篤史

株式会社ツナグム 代表取締役 聴き手 / 株式会社Q’s 代表取締役 / 京都移住計画 代表

・津田 郁太

京都信用金庫 QUESTION 副館長

・中村 多伽

株式会社taliki 代表取締役CEO / talikiファンド 代表パートナー 

【食物アレルギーの小学生のためのゲーム】小野 耕平

食物アレルギーを持つ子供の親が思っている「今後子供だけで食べられるものを選べるか」という不安に対して、子供が自分の「食べられる」料理をより多く知れるカードゲーム「トイート」(toy&eat)を販売している。また、アレルギー症状が出た場合に子供自身が対応できるように学べるボードゲームも現在開発中。

 

【日本のアスリート総活躍計画】久我 幸生

スポーツの育成年代(特に高校生)へキャリア教育を提供することで、自分自身のワクワクの根源を発見できるサービス。「アスリートが人生を通してワクワクしている」ことをミッションに掲げる。AO入試に着目し、高校生が大学進学時に自分自身のキャリアを考えるきっかけや、競技以外での成功体験を提供。競技人生で培った「力」に誇りを持っている状態を作ることを目指す。

 

【廃棄物に灯を】西井 駿太

香りの廃棄物を0にするため、香水やアロマのリユース活動を実施。コロナ禍による需要増加を踏まえ、ルームフレグランスに着目。SDGsのカジュアルな入り口として、ドリンクバー方式のワークショップ・体験キット・自分たちで製造販売の3つの方法で香りのリユース体験を届けている。

 

〜学生からのお題に大人がビジネスプランを作ります〜「先輩経営者&投資家による逆ピッチ」

 

最後のコンテンツは、先輩経営者&投資家による逆ピッチ。学生起業家ピッチでアドバイスをしたゲストの皆様が、今度は学生からの”問い”に対して即席でビジネスアイディアを提案しました。

 

1人目の出題者は、株式会社オトギボックス代表取締役 梶本大雅さん。

若手音楽家の活動機会創出に励む梶本さんは、「コロナ関連の補助金を受けとるまで繋ぎ資金2,000万円が必要。どうやって集めたらいい?」という問いを提供してくれました。

 

このお題に対し京都信用金庫の津田さんは、「借り入れできそうな金融機関に相談。融資してもらえたらCSRを一部請け負うという条件提案をすると金融機関と相性がいいかもしれない」と、金融のプロならではの回答。

talikiの中村さんは、「メタバース音楽祭とNFTでの絵本販売をして、エンジェル投資家から出資してもらう。メタバースやNFTは投資家が今注目しているジャンル。生音ではないけど、メタバースの世界観も別のアートになるのでは」と、投資家目線でのトレンドを押さえたビジネスプランを発表。

 

2人目の出題者は、神戸大学経営学部の土井仁吾さん。

食品会社と協業して学校の子供たちに食育プログラムを展開している土井さん。「食育に取り組みたい事業者の教育レベルと学校が求める教育レベルにギャップがある。質の高いコンテンツで協業するためのアイディアは?」という問いを提供してくれました。

 

このお題に対しフューチャーベンチャーキャピタルの松本さんは、小中高で目的とサービス内容を変える。小学生は、生産者や料理を作る人の思いを知ってもらうための親子料理教室。中学生はYouTuberが作っている料理を作りたがるので、その素材セットを販売。高校生は学びだけでなくアクションを促すために、食品企業に向けて食×SDGsをテーマにビジコンを開催」と、各年代の特性に合わせた画期的なビジネスプランを提案。

ツナグムの田村さんは、「1回50分の授業だけで食育するのは難しい。時間軸を伸ばして夏休み版プログラムの開催。あと、最近は修学旅行にSDGsを絡めて、事前・事後学習にも力を入れている高校が増えている。そこに対してプログラム設計する」という、関わり方の時間軸や濃度に着目したプランを提案しました。

世にも珍しい豪華ゲストによる逆ピッチ。いつもはアドバイスする立場の皆さまが頭を悩ませている姿は新鮮でありながら、とても学びが多いピッチとなりました。

 

DOON!起業では、起業を志す学生を後押しするため、今後もさまざまな発信やイベントを行なっていきます。「起業したいけど何からすればいいの?」「起業後のハードルってどう乗り越えるの?」という学生の皆さんはDOON!起業へユーザー登録してください!

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