入学時にやっておきたかった○○3カ条
入学時にやっておきたかった○○3カ条
あこがれの大学生活をスタートさせたものの、これまでとは全く違う動きや考えにとまどいが…
時間をかけて、そして今ではようやくわかってきたけど、もし入学時にタイムスリップできるなら、「○○しておくべき！」と当時の自分に言っておきたい！
本記事ではこれから新生活を迎える皆さんのやる気の火をともし続けるため、当時を思い返していただいた学生たちの生の声を、ここに掲載しきれない、たくさんの学生へのヒアリングを行ってきたDOON編集部の解説とともにお届けします。
〈その１〉合格後の情報の洪水にまきこまれないために、頼れる人をみつけよう！
合格後は時間がなさすぎるので、正確な情報をいかに効率よく集めるかが鍵だと思っていて、1番手っ取り早いのが身近な経験者である学部の先輩に聞くこと(最新情報かどうかは注意)。そして同期とつながっておくことで相談相手にもリマインダーにもなってくれるので、何回かそれで救われました。合格後にライングループが作られることもあるので、そこの情報に早く辿り着けるといいと思います。
（男性／京都大学）
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〈解説〉 ついに高校を卒業し、大学に入学！講義の考え方や生活の仕方など、高校生までとは大きく環境が異なる中で、何をすればよいのか、ネットやSNSを見ても同じような情報がたくさん… このウェブサイトも含めて、新入生のための情報はいたるところに溢れています。コメントの通り、優先すべきひとつは「身近な経験者」の存在です。特に、あなたが入学する大学の学部、もっといえば学科やコースの先輩です。少しまえにあなたと全く同じ立場であったその先輩の声は、本記事のテーマでもある「今ではようやくわかってきた」人なのです。 また、合格後、もしくは入学のタイミングで、SNSで同期の集まりができるというのもよく聞く話。別の方の話では、入学式の日、担任の先生（大学によっては高校までの関わりよりは薄いのですが担任の先生がつくことがあります）から一人が指名されて、講義連絡としてグループを作るように言われた、ということも。 |
〈その２〉習慣づくりは未来づくり。継続できる方法を見つけよう！
大学生活、一人暮らし、活動範囲の拡大、アルバイト、サークルなど、これまでにないくらいいろんなことがありました。来るところからがむしゃらに動いていて、それ自体はとても良かったと思っているのですが、そのままいわゆるリズムがぐちゃぐちゃになり…気がつけば良いも悪いも大学生らしい？昼夜逆転生活に。起きた時が一日のはじまりということで、午前の授業に間に合わないこともしょっちゅう…
一方で、大学から英会話をはじめたりしていた友人はぐんぐん実力をつけていました。社会人の先輩から聞いた話でも、勉強の習慣があるとないとで全然違うとあったので、全く勉強の習慣のない自分はドキドキしています…
（男性／近畿大学）
大学生は、やっぱり課題やバイトなどで生活リズムが不安定になりがちです。長期休み明けなども要注意！
そして、特に1回生は1限の必修授業がこれでもかと詰め込まれていたりします。私は同じ授業を取っている友達と起こし合うことを決めて、早起きの習慣を(とりあえず)キープしていました。実家であれば親に頼んだりするのがベストかもしれません。”
（女性／立命館大学）
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〈解説〉 大学生活は高校生より「自由」であることが多いです。〈その１〉の解説にあるような担任の先生も、高校時代とちがって、細かく面倒を見ようとはしません。自分で自分の行動の責任をとることが求められることが多くなるのが大学生の特徴でもあり、醍醐味でもあります。 そこで、いかに「できればやりたくないことだけど、でもやらないといけないこと」「チャレンジしたいことだけど、一定のスキルを身に着けないといけないこと」をできるようにしておくか、できる方法を探っておくかはとても重要。塵も積もれば山となる、は、大学から社会人になるにつれて、より重みのある言葉なのです。 |
〈その３〉やりたいことには迷わず飛び込んで見ることで学生の立場を使い尽くそう！
今就職活動をしていて、業績よりも「経験」を問われます。特に大学時代にどんな経験をしたかはその後の進路を決める選択肢を増やす意味でも大きな要因になりうるので、三日坊主でもいいですし、失敗してもいいので、いろんな経験をしてみましょう。
（男性／京都大学大学院）
世間は、内容の大小とその結果に関わらず自分から行動を起こす学生にとても優しくできているなとよく感じるし、この原理を利用するとあらゆる物事のハードルが下がるのでお得感がある。このことをもっと早く意識していたら、もっと楽できたこともあったかもしれないなと思う。
（女性／神戸大学）
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〈解説〉 様々な選択肢があるとは言われていても、多くの学生が一度は考えざるをえなくなる「就職」。特に新卒の採用を考えている企業の多くは、学生時代にどれだけの「経験」をしてきたか、言い換えればどれだけ多様な人々と出会ってきたかを見ています。 なぜなら、即戦力として、よほどの専門知識やスキルが前提とされる業種でない限りは、入社してからの研修などでじっくりその会社の仕事の仕方を教えられるからです。 よく、コミュニケーション力、コミュ力が大事と言われますが、コミュ力とは誰とでも仲良くなることだけではなく、いろんな立場や世界の人と出会い、自身の知見を拡げてきたか、ということでもあります。 その時、実は、「学生である」ということは、とても大きな武器になるのです。社会人だと断られることでも、学生だということで協力的になる人はとても多いです。アルバイトだけが社会との接点ではなく、例えば課外授業でも、調査でも、外部のサークル活動でも、学生であることが、物事のハードルを下げてくれる例は多いです（簡単なインタビューや、施設見学等…社会人になってからだと結構大変です。）もちろん学生だからといって横柄な態度を取ることはNGですが、前向きな行動はみなさんが思っている以上に歓迎されます。 例： |
〈番外編〉お金との付き合い方を考える
大学生になると、高校生と違い、自分の時間が増え、行動の選択肢も増えていきます。それに伴って、出てくるのがお金の問題。一人暮らしを始める場合は、生活にかかるお金の大きさに驚いたり、友達との金銭感覚の違いに戸惑ったりすることも増えます。
いざ活動しようと思っても、お金面が不安がある状態だとなかなか一歩を踏み出すのも難しいです。
ここでは、そんなお金にまつわるお話しを、学生へのヒアリングの結果を踏まえて3つのポイントにまとめてみました。
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〈解説〉 ☆ポイント①☆支出を意識する 大学生活ではどれだけお金がかかるのか、最初にシミュレーションをしつつ、実際どのくらいかかっているのかを定期的にチェックしてみましょう。入学時には多くお金がかかるものでみんなの意識が比較的向きやすいのですが、一方で、日常の生活に戻ったときに毎月どのくらいお金を使っているかは無頓着になりがちです（たとえば入学時は家具食器が揃っておらず外食が多くなるのですが、それに慣れてしまって外食を続けてしまうと、日常生活の出費がとても多くなってしまいます）。おすすめのタイミングはGWの翌週の土日。そのタイミングで一度出費を振り返ってみるのがおすすめです。家計簿アプリを利用すると、後々の振り返りもしやすいです。 ＜主にかかる毎月のお金＞ ・家賃／光熱費 ・交通費 ・学費／教材代 ・洋服代 ・食費／日用品 ・交際費 ・旅行 ☆ポイント②☆クレジットカードには注意する 大学生になると、クレジットカードを持てるようになります。クレジットカードはとても便利ですが、無意識についつい使ってしまいがちです。気づいたら翌月予想もしていなかった金額の請求が、なんてことも。月々の限度額を低めに設定するなど、使い過ぎを防ぐのも一つの手です。 特に近年のクレジットカードは、様々な支払い方法が用意されています。どの方法でも共通しているのは、利率です。クレジットカードはそもそも「信用払い」といって、未来の自分に対してお金を借りるという考えの元、成り立っています。その未来の自分にそれだけのお金がないことが確実な場合は、そもそも本当に使うべきか、一度立ち止まってみて考えてみることが大事です。 自分が本来使った額以上の手数料が発生してしまうこともあるので、クレジットカードがどんな仕組みなのかをよく調べることをおすすめします。特に、経済、経営学部の方やお金の仕組みに興味のある方は計画的に使ってみることで、より自身の学びにつながるかもしれません。 ☆ポイント③☆増やす手段を知っておく 使うお金を減らすのがどうしても難しい時には、増やす手段を検討してみましょう。 ・アルバイト／仕事 （補足）アルバイトに時間を使いすぎることで、学業や生活のバランスに悪い影響を及ぼすこともあるので、そう言ったことも踏まえて求人サイトなどを見てみましょう。また、動画編集やプログラミングといった自分のスキルを生かすことで、効率的に収入を得る手段も増えています。 ・使わなくなったものを売る （補足）本や洋服の買取を行っているサービスを利用したり、個人間でやりとりができるアプリなどもあります。ただし、個人間のやりとりはトラブルのリスクもあるので注意が必要です。 ・親への相談 （補足） 大学生になったらもう大人ということで、親に頼れないという方もいると思います。それでも現状の生活や学業のことなどを合わせて説明するなど、もし親御さんに相談できるのであれば話し合いをしてみてもいいかもしれません。 ・奨学金／奨学制度 （補足）日本学生機構が行う奨学金以外にも大学独自の奨学制度や、県・市町村、企業や財団が行っているものもあります。地元の奨学金など、意外に知られておらず、倍率が低いものもありますので、気になる方は一度調べてみてください。 ・公的制度 （補足）生活がどうしても厳しい場合は、大学や住んでいる地区の役所で相談をすることで、公的な制度を利用できる可能性もあります。 参考：文部科学省が紹介する支援策 https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/benefit/assets/img/20211223-mxt_kouhou02-1.jpg |
以上、入学時にやっておきたかった○○3カ条＋番外編でした！
自由になることが増える分、どこに向かえばいいのか、最初の一歩が難しいと感じるかもしれません。DOON！の他の記事なども参考にしながら、少しの勇気をもって、進んでみてください！
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