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京都大学 土の社会循環について考える2週連続セミ…
第1回 1/21 イタリアと日本の畜産からのバイオ循環イノベーション
京都大学成長戦略本部IMS部では、2022年から「サステイナブル・ガストロノミー公開講座」を開催しています。
この講座では、サステナビリティを新たなビジネスチャンスと捉え、食の生産から消費、廃棄までのサプライチェーンだけでなく、食にまつわる暮らし、文化、芸術を含めた視点で持続可能な社会を考えています。これを通じて、複雑な循環型社会を広い視野で見つめ、真の社会課題を追求してきました。
その中でも重要なテーマである「土」は、人間を含むすべての生命にとって重要な基盤であり、地球の大切な資源です。しかし、産業廃棄物として大量に捨てられており、地球の表土が失われつつある現状があります。一方で、欧州では土のリサイクルや汚泥を活用した循環型の取り組みが進んでいます。
2023年から本講座で講師を務め、フィールドスタディの企画にも参加しているJIEN共同代表の齋藤由佳子氏、そして土の建築家として世界的に活躍する遠野未来氏とともに、京都大学成長戦略本部IMS部は2024年10月にイタリア・ドイツ・ベルギーを訪問し、最先端の土について社会循環のあり方を調査し、土を資源として循環させる社会が生み出すイノベーションについて研究してきました。
今回、新春特別企画として、2回に渡りこの欧州調査の報告をみなさまにお伝えするとともに、日本国内でも素晴らしい取り組みをしている企業からゲストをお招きしてオンラインイベントを開催します。
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第一回目1月21日(火)17:00〜18:30開催
イタリアと日本の畜産からのバイオ循環イノベーション
牛の糞尿が、こんなに美しく循環できるのだと一同脱帽した事例をご紹介します!
イタリアの畜産現場で、牛の排泄物のバイオ循環から生まれたユニークなミュージアムやインテリア製品などをつくる企業を紹介しながら、日本で同じく畜産現場の有機物をバイオ酵素で複合発酵させることによって、自然に寄り添った土づくりと地域循環を実現してきた長野県伊那市のイノベーティブな企業フォーレスト社の土壌医の古畑さんをお迎えします。
欧州調査発表
▶︎スピーカー(敬称略)
土を再生する社会的共同組合JIEN 共同代表 遠野未来(土の建築家)
京都大学成長戦略本部IMS部研究員 中原有紀子
▶︎講演(敬称略)
株式会社フォーレスト(長野県伊那市)土壌医 古畑俊治
ファシリテーター JIEN 共同代表 齋藤由佳子
※1月20日正午までにお申し込みください。
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後半は京都大学サステイナブル・ガストロノミーの講義についての概要や、JIENが取り組む、複合発酵のバイオトイレや循環設計についてもお話をします。ぜひご参加ください。
※第二回目1月28日(火)17:00〜18:30開催予定です。テーマは土の社会的リサイクル。
こちらでは、ドイツ在住のオーガニックビジネス研究所CEO &Founderのレムケなつこさんをお迎えしてドイツ・ベルギーの事例を中心に発表します。
またゲストとしてリニアの工事なので日本でも課題となっている建築発生土のリサイクルに取り組む一般社団法人全国建設発生土リサイクル協会の理事長の 赤坂 泰子さんをお迎えします。
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